2016年01月
2016年01月29日
防空壕(ぼうくうごう)
833 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/12(水) 21:24:04 ID:MTvviti50[1/2回(PC)]
わたしが小学生のころ、近所の小さな山の斜面に”防空壕(ぼうくうごう)”
という横穴がありました。
防空壕とは、日本とアメリカが戦争をしていたとき、アメリカの飛行機
がおとす爆弾から逃れるために掘られた穴のことです。
その防空壕のなかは、壁や天井の表面が土のままの、せまい部屋に
なっていて、わたしと友だちはそこを遊び場にしていました。
ある日、友だちと防空壕のなかで遊んでいると、市役所のおじさんたち
がやってきました。
「この防空壕は古くて、いつくずれてもおかしくないんだ。だから、ここで
遊んでいては危ないよ」
そう言うと、わたしたちを防空壕から追いだしたのでした。
次の日、防空壕のところへ行くと、その入り口は積み上げたレンガで
ふたをされていました。市役所のおじさんたちが、防空壕のなかに入れ
ないようにしたのです。
もうここでは遊べないんだと淋しい気持ちになっていると、レンガの壁
の向こうから人の声が聞こえました。
その声はとても小さくて、何を言っているのかわかりません。
わたしは何だろうと思って、壁に耳を当てます。
834 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/12(水) 21:26:14 ID:MTvviti50[2/2回(PC)]
すると、その声は段々と大きくはっきりと聞こえるようになり──
ついにわたしの耳元で──
「出してくれぇ、出してくれぇ!、俺たちをここから出してくれぇぇぇぇぇ!」
日本とアメリカが戦争をしていたとき、アメリカの飛行機がおとす爆弾
から逃れようと、防空壕にたくさんの人が逃げこんできたそうです。
しかし、爆弾のひとつが山の頂上におちて、逃げこんできた人たちを
”生き埋め”にしてしまったのです。
爆弾から生き残った人たちがけんめいに掘り返すと、防空壕のなかに
いた人たちは土砂に押しつぶされていたり、息ができなかったりして、み
んな死んでいたそうです。
防空壕の入り口をレンガでふたをしたことで、死んだ人たちに”生き埋
め”にされる恐怖を呼びおこしたのかもしれません。
そしてなにより、たくさんの人が死んだ場所を遊び場にしていたことに、
わたしは怖くなってしまいました。
終わり
この前、不思議なことがあってさ
596 :本当にあった怖い名無し[]投稿日:2005/05/10(火) 11:32:28 ID:hyP0ZYQO0[3/3回(PC)]
昔、知人に「この前、不思議なことがあってさ・・・」と聞いた話。
知人・・仮にAとしよう。その子のところに一本の電話がかかって来たという。
電話にでると、親友Bからの電話だった。時間も深夜だったので、こんな時間に
にどうしたのだろうと聞くと、「今からあなたの彼氏が訪ねてくると思うけど、
彼は死んでるの!だから絶対ドアを開けちゃだめよ!!」と言う。
「何わけのわからないこと言ってるの?」とAがBをなだめようとしても
Bは「いい?本当に絶対開けちゃだめよ!彼は死んでいるんだから」としか言わない。
すると、本当にインターホンが鳴った。出てみると彼だった。
Bは絶対にドアを開けるなと言っていたが、やっぱり相手が彼だとドアを開けてしまう。
「今、Bから変な電話がかかってきてさ・・・」とAがさっきの電話のことを話すと、
彼の顔がみるみる青くなっていった。
「お前、知らなかったのか?Bが昨日、交通事故で亡くなったこと。」
Aは彼のいつもの冗談だと思って「何言ってるの?さっきまで電話してたのに。」
本当に亡くなっていたのは親友Bの方だったそうです。
もし、Bの言ったとおりドアを開けなかったら、今頃Aはどうなっていたのでしょうか・・・。
2016年01月28日
打ち所が悪かったかな?
280 : アニ[] : 投稿日:2002/09/09 17:33:00
僕の話を聞いてください。
僕には四つ下の弟がいて、彼はバイクで通勤してました。
ある日、彼が出勤途中に事故に逢い救急車で病院に担ぎ込まれました。
僕にも連絡があり、急いで駆けつけましたが彼は意識不明の状態でした。
「もしかしたらダメかもしれない・・・」
母は泣くばかり、僕もどうしようもありませんでした。
その三日後、奇跡的に弟が意識を取り戻しました。
頭を強く打っていた為、暫くボーッとしていましたが、突然何かを思い出したように
「りん(二年前に既に亡くなった飼い犬)は?」と聞くのです。
「何言ってる?もう死んだだろが?」と僕が言うと弟は、
「いや、さっきまで一緒だったんだ」と言うのです。
続きます・・・・
臆病な甘えん坊の猫
279 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/09 02:13:00
四年前の10月10日に飼い猫のクロが死にました。18歳でした。
臆病な甘えん坊の猫で、いつも私が帰宅すると、どんなに夜遅くても
玄関まで迎えに来てくれていました。寝るときも、夏は私の布団の上、
冬は私の布団の中、トイレに行くときですら、いつも私の後について
きていました。
ビロードのような黒い艶のある毛に、碧の目をした、とても美しい猫
でした。
死ぬ一週間前まで元気だったのですが、急に弱りはじめてあっけなく
あの世に旅立ってしまいました。私は出来る限り付き添い、結局、最
期まで看取ってやりました。
ショックでした。それまで生きてきた中で、一番涙が出ました。
それから一ヶ月位したある夜、いつもの様に寝ようと布団をかぶり、
目を瞑っていると、足元から、掛け布団を頭で持ち上げ、入ってくる
猫がいました。クロの母親猫がまだその頃は元気だったので、てっき
りその猫かと思い、「珍しいこともあるものだ」と思っていました。
というのも母猫は布団の上に乗ることはあっても、中に入ることはな
かったからです。
頭を撫でてやろうと手を伸ばしたその時でした。布団の中をゴウッと
風が吹いたような感覚がして、何故か、全身に鳥肌が立ち、布団に入
ってきたその猫は、引っ張られるように足元の入ってきたほうに消え
てしまいました。
涙が止まりませんでした。
多分、クロは、私と一緒に眠るために、あの世から、無理やり帰って
こようとしたのだと思います。
半分巫女体質
270 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/07 10:05:00
彼のお父さんが亡くなったときのこと。
私たちはお互い結婚するつもりだったのだけど、あちらのご両親がひどく反対
していて、私はまだ会いにもいけなかった。
ある日、寝る前に彼から「親父の調子が悪くなったから病院に行って来る」と
連絡があって、私は心配しながらも眠ったのだけど、夢の中に一人の老人が現れた。
少々薄めの頭髪、ブルーの浴衣のようなものを着てた。バックはすごく明るくて、
顔はよく分からなかったけど、息子と同じ雰囲気を感じた。
で、老人と私の会話。
老人「…あんたか」 ちょっと尋問口調で聞かれた。
私「あ…初めまして。○○さんのお父様ですか?」
老人は黙ってうなずく。
私「今まで本当にお疲れさまでした…一度ぜひお目にかかりたかったのですが
残念です…」
老人「(長い沈黙)……そうか…○○を頼むわ…」
私は許してもらった嬉しさとお父様が亡くなられたことの悲しさで半泣きしながら、でも笑顔で「はい、お任せ下さい」と答えたら、お父様は初めてにっこりと
笑い、いっぱいの光に包まれながら消えていった。
それからすぐ、枕元に置いてあった携帯が鳴って、彼が半べそかいて「オヤジ、死んだよ…」と。
四十九日が済んでから彼にその話をしたら驚いてた。彼は私が半分巫女体質なのを
知っているので、すんなり信じてもらえた。
お父様が他の方にもどうやら根回ししてくれたらしく、急に周りの態度が軟化
しだして…来年私たちは結婚します。
6年前の阪神大震災のとき、ホストスナックで働いてた
255 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/02 11:12:00
363 名前:ぼっき丸 投稿日:2001/03/27(火) 10:34
残念ながら作り話じゃないです。オレが経験した実話です。
6年前の阪神大震災のとき、ホストスナックで働いてた俺は、そのとき一緒に閉店作業を
してたカズってやつと二人で潰れたビルに閉じ込められた。閉じ込められたというより二人とも
気を失ってて、ふと気が付いたときには、カウンターにもたれかかるように倒れたボトルラック
の下の隙間に二人並んで寝てた。例えるなら形のいびつな二人用の棺おけみたいなもんかな。
俺はカズの「おい!起きろ!大丈夫か!?」の声で起きたんだけど、二人ともどうすることもできんので
「爆弾おちたんかなぁ」とか「みんな死んだんかな・・・」とか異常に落ち着いて話してました。
真っ暗で寒かったけど、全然怖くはなかった。アタマの中では「俺らが生き残った最後の人類」みたいに思って
たからかな。何分か何時間か、ず~っと二人で話してると、ふいに頭の上でかすかに
「誰かおるかー!」って声が聞こえてきた。(助かる!!)急に元気になってここに閉じ込められてることを知らせようと
大声で叫ぶんやけど、どうやら気づいてくれない様子。
つづく
2016年01月27日
「なぜなに系」のうるさいガキだった俺
248 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/08/31 06:04:00
皆不思議で温まるお話持ってんじゃねぇか。
よって漏れも不思議な体験をカキコしる。お前ら、長文許して下さいm(_ _)m
俺が幼稚園ぐらいの時、どこで葬式をやったか全く覚えてないが、母方の
曾婆さんの葬式の時の話。季節も全く覚えてないが、雪は降っていないな。
通夜、告別式と終わって、火葬場で荼毘に付されている間、俺は子供特有
の好奇心で火葬場を駆けずり回っては親父にどやされていた。
そして、火葬が終了し、お骨拾いが始まり、親族が皆涙しながら箸で骨を
拾っていたが、俺は何で皆が泣いているのか不思議で仕方が無かった。
直接縁の無い親戚で、しかも葬式の意味もワカランガキだったしな…
しかし、その時から「なぜなに系」のうるさいガキだった俺は、隣で黙って
立っていた両親に、「あれ、人間の骨じゃないよ」って言ってた(らしい)。
母が「黙ってなさい」って言ってるのにも関わらず俺は「だってあの骨、頭
の骨が全く無いもん」って言ってた(そうだ)。
火葬の際にもろい骨がほとんど粉になってしまっていたのだが、当時の俺
にはそんな事は解らず、本当に失礼な事をのたまわっていた。
その時、医者だった親父は俺の前でしゃがんで笑いながら「頭蓋骨なら、
近い内に見せてやるから今は何も言わないでおきなさい」って言ったんだ。
その時は「ふーん」とか思いながら、さすがに黙ってた。
看護師をしている妹の話
594 :本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2005/05/10(火) 10:46:17 ID:hyP0ZYQO0[1/3回(PC)]
看護師をしている妹の話。
妹が深夜、病棟を巡回していると、椅子に腰をかけたおばあさんに会ったらしい。
妹が「Aさん、どうしたの?こんな所で・・・。」と声をかけると、
「トイレに行った帰りで・・・。ちょっと疲れたから休んでたんです。」と返ってきた。
「そうですか。今日は寒いですし、早く病室に戻ってくださいね。」と声をかけ
妹が去ろうとすると、おばあさんが言った。
「あの・・・看護婦さん、あの人達には声をかけないんですか?」
おばあさんの指差すほうを見てみると、そこは昼間でも皆が気味悪がって
近づきたがらない部屋の前だったという。もちろん、誰もいない。
「いやだなあ。Aさん、だれもいませんよ。」と妹が言うと、
「看護婦さんには見えないんですね。ずっと楽しそうに話しているな・・・って
見ていたのですが。そうですか・・・。」
もちろん、その日の夜勤を妹がブルー気分で過ごしたのは言うまでもありません。
白い打ち掛け姿の花嫁さん
590 :本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2005/04/30(土) 17:12:27 ID:SqHO5UZd0[2/4回(PC)]
人がいないみたいなので、本で読んだ内容ですが
書かせてもらいます。個人的にはお気に入りの話です。
花嫁さん
私の大学の後輩がつい最近、こんな体験をしたという。
彼は、大学近くの学生寮に住む大学生である。ある日その寮で、
やり残しの課題をやっているうちに眠くなったので机の下に足を突っ込んで寝ていた。
すると、身体がピクリとも動かなくなって目が覚めた。
今はまだ夜の七時。窓外にはまだ薄明かりも残っているし、
部屋の電気もコウコウとついているので、別に怖いという感覚もなく、ただ、
徹夜続きから来た疲れが金縛りの原因なんだな、となんとなく思っていたのである。
すると、急に部屋の隅に誰かがいる気配がした。
なんだろうと思ってそちらに目をやると、
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2016年01月26日
急に腹痛に襲われた
245 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/08/29 18:25:00
幼い頃の話。
私をとてもかわいがってくれていた、大好きな母方の祖母が入院していたので
母と兄とお見舞いに行こうと病院に向かっていた。
病院への途中、交通量も少なく道の横に自然の花が沢山咲いているところがあるので、おばあちゃんへのお見舞いに花を取っていこうということになり車を停めた。
その途端、急に腹痛に襲われた。
私があまりにも「痛い!痛い!」と言うため
母は「病院に行って診察してもらおう」と言ってすぐに車を走らせた。
病院に着くとおばさん(母の姉)がすぐに駆け寄ってきて、母に小声で何かを話した。
母は「ここで待ってて。ちょっと、おばぁちゃんには会えないみたい」と言い残して病院の中へ入っていった・・・
兄と2人病院の入口で迎えが来るまでずっと待っていた。
お腹の痛みは知らないうちに消えていた。
後で聞いた話、私が腹痛に襲われたくらいの時間に祖母は亡くなっていたそうです。
ありがちな話でスマソ。長文スマソ。