2016年08月

2016年08月28日

四国の大学で地質学の卒論を書いた

303 :本当にあった怖い名無し :2006/12/30(土) 05:22:55 ID:KBX3g9GS0 
四国の大学で地質学の卒論を書いた。 
フィールドワークで一人山に入るんだが、基本的に道路から外れた本当山中をあるく。 
基本的に山道を煤で川の上流まで上がってから、川べりを下りながら露頭という 
地層が露出した個所を探しながら、車が止めてあるスタート地点に戻る。 
露頭を見つけたら、フィード帳に書き込み、地図と合わせて地質図をつくる作業をするんだ。 

その日も、一人で調査の為、山に入った。 
一応コンパスと歩数でルートマップを作りつつ、時々GPSで補正をする感じ。 
たまに国土地理院の地図が間違っていて、えらい目にあったという話も聞くが、 
基本、こっちはマップを作りながら歩いているので、まず迷うことない。 

獣道をすすんで、朝の8時から山に入って2時間ほど歩いていると、 
盆地に広がる小さな集落に出た。持っていた地図には載っていない。 
集落があると言うことは、ここまで車で入れたわけで 
ずいぶん山歩きを損した気になったのだけれど、 
まぁ砂利道でも道を歩けるだけ良いかなぁとおもって村の中に入っていった。 

集落に近づくと、なんかちよっと嫌な感じがした。 
たしょう古ぼけてはいるけれど、田んぼにも稲があるし 
戸締まりもきちんとしていて廃虚と言う感じてはないのだけれど、 
どうも人の気配がなさすぎる。 
なんどかこういう集落を通ったことがあるけれど 
朝方でひとが出ていないのはよくあるが、犬なども居なくて 
静かすぎる。どうしたものだろうと思っていると、 
押し車を押しているばあさんが、前からやってきたので 
挨拶をすると、驚いたような顔をして、ぷいと振り返って引っ込んでそれっきり。


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蛇殺し

564 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/12/27(水) 19:26:30 ID:32qz80NqO [1/3回(携帯)]
Kさんの祖父は近所でも有名な嫌われ者だった。K家は地元の 
名家で、傲慢な性格も嫌われる原因ではあったが、何よりの 
理由は彼の悪癖にあった。彼は地元では"蛇殺し"と呼ばれ、 
蛇を殺しまくっていた。幾つもある持ち山を毎日、順繰りに渡り 
歩き、植木の剪定に使う大きな裁ち鋏で、ブツンブツンとメッタ 
斬りにしていたというから穏やかな話ではない。K家の山には 
蛇がいないというのが地元の語り草で、いつか祟りにあうと 
噂されていた。しかし、K祖父は90歳近くまで病気知らずで、 
眠るように安らかに息を引き取った。


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2016年08月27日

山中の溜め池に向かう途中に神社がある

434 : 虚の中の男 ◆AFcPKj5UhQ [sage] 投稿日:2006/12/22(金) 05:17:03 ID:nzIn7d1V0 [1/3回(PC)]
山中の溜め池に向かう途中に神社がある。少年たちが、いつものように鯉を釣ろうと、 
竿を手にして溜め池に向かっていると、神社の入り口に変なものが見えた。 

しり。それは男の尻であった。鳥居の水平に並んだ二本の木の隙間に、男がすっぽりと挟まっている。 
上半身は鳥居の内側、下半身は鳥居の外側にあり、常世と現世の間を彷徨っていた。 
少年たちが囃し立てながら尻に近づくと、男はバタバタと脚を動かし、助けてくれと懇願した。 
男は作務衣のような服を着ていたが、もがくうちに服ははだけ、でっぷりと出た白い腹を揺らし、 
ひぃひぃと懸命に喘いでいた。その珍妙な光景を、笑いながら見ていた少年たちであったが、 
あまりに悲痛な事態に、ついにその手を差し伸べる事にした。 

男は少年たちに両手を伸ばし、思いっきり引っ張ってくれと頼む。 
一番大きい子が、言われるままに男の手を引っ張る。しかし、男の体は抜けない。 
今度は、みんなで男の手を引っ張ってみる。それでも、男の体は抜けない。 

やがては、大人の助けを呼ぼうかという意見も出たが、挟まった男は何故か頭を振り嫌がる。 
少年たちが困っている最中、一番小さい子が男の片足をつかみ、えいっと引っ張った。 
すると男の体は、いともたやすく滑り抜け、鳥居の外へと落ちた。(続)



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at 19:00|PermalinkComments(0)心霊 

都会暮らしに疲れ、この×村に越して来た

324 : 虚の中の男 ◆AFcPKj5UhQ [sage] 投稿日:2006/12/18(月) 04:14:26 ID:AhFAYpu40 [1/2回(PC)]
J氏は都会暮らしに疲れ、この×村に越して来た。 
以前いた街では考えられない破格の安さで、一軒家を借りる事が出来た。 
その家は山の麓の寂しい場所にあり、築三十年の傷みの激しい家ではあったが、 
古き良き時代の日本の田園風景に馴染むたたずまいで、一目見て気に入ってしまった。 
当初、田舎へ移る事を渋っていた妻と息子も、すぐに土の匂いに馴染んだ。 

ある夜、二階の部屋で寝ていた息子が降りて来て、J氏に言った。 
「天井から何か物音がして、うるさくて眠れない。」 
J氏が二階へ確認に行くと確かに音がする。天井裏で何か這いずり回っているようだ。 
「ネズミかな?」と、布団叩きでバンバンと天井を叩いてみたが、音は鳴り止まなかった。 
その晩は一階の寝室で親子三人、川の字になって寝た。 

翌日、J氏はホームセンターまで、ネズミ捕りを買いに行った。 
付属の餌でおびき寄せ、ベタベタの粘着シートで捕らえるタイプのものだ。 
これを天井裏に仕掛けると、早速と効き目があったのか、その晩は静かだった。 
J氏は、引っかかったネズミを処分しなければなと思いつつも、 
何となく億劫で、そのうちすっかり忘れてしまっていた。 

ネズミ捕りを仕掛けた事を思い出したのは、一月後だった。 
天井裏へと続く押入れの上にある蓋を外し、ネズミ捕りを置いた場所を探る… 
あった。端をつまむとズシリと重みのある手ごたえ。眉をひそめる。 
顔を背けながら、暗い天井裏から日の照りこんだ室内へと獲物を移す…… 
「!!」反射的にネズミ捕りを投げ出してしまった。(続) 


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at 13:00|PermalinkComments(0)心霊 

小学校の時の担任O先生は山男で、よく山の話をしてくれた

281 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/12/15(金) 00:16:44 ID:lVczk+eeO [1/3回(携帯)]
O先生の話 

小学校の時の担任O先生は山男で、よく山の話をしてくれた。 
怪談もあったが、子供相手だからか、あまり怖かった記憶は 
ない。不思議だったのは八ヶ岳での話だ。学生時代に何度も 
登り、山小屋でバイトもしたという。就職を控え、学生時代の 
登り納めに行くと、小屋の主に、地元に戻って先生になるって? 
と尋ねられた。話した覚えもないので驚くと、客が噂していた 
と言う。バイトで知り合った客や山での顔見知りは多くいるが、 
自分の近況を知るような者は浮かばず、身近に意外な知人が 
いるのかも知れないと思ったそうだ。


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2016年08月26日

Kは町の東端にある標高5~600mのT峰の山頂付近に卍マーク を見つけ、日曜の朝から出発した

253 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/12/12(火) 09:48:56 ID:sRfNwhMXO [1/3回(携帯)]
知人Kの話 

その寺の存在を知ったのは小学校の社会の授業で、町の地図を 
見て、現地まで行くという課題を与えられた時だったという。 
Kは町の東端にある標高5~600mのT峰の山頂付近に卍マーク 
を見つけ、日曜の朝から出発した。山道を闇雲に登って山頂を 
目指すという無謀な道程は想像以上にきつかったが、いざと 
なれば野宿だ!なんて冒険気分だった。幸い無事に着けたが、 
今思えば怖いことだと話していた。古寺は荘厳で、境内には 
清水の涌く水場があり、水を飲ませて下さいと声をかけると、 
白い顎髭の住職が笑顔で出て来たそうだ。


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知り合いが、茸を採りに山に入った時のこと

197 : N.W ◆0r0atwEaSo [sage] 投稿日:2006/12/09(土) 05:01:11 ID:YyeI/zsB0 [1/2回(PC)]
知り合いが、茸を採りに山に入った時のこと。 

その朝は、飼っている老猫が、出掛けようとする彼の足元にしつこく纏わり付いて 
離れようとしなかった。滅多にそんな事はないので、不思議に思いながらも何とか 
猫を宥めて家を出た。 
いつもの場所へ行ってみたが、どうしたものか、収穫が思わしくない。 
それで、少し先まで足を延ばした。当たりを付けた場所まで行ってみると、思った 
通り、いい具合に育ったものがそこかしこに顔を出している。 
さっそくしゃがんで採り始めた時だった。 
ぱきり、と誰かが枯れ枝を踏んだような音が聞こえた。 
手を止め、立ち上がって辺りを見回したが、誰もいない。 
(気の所為か…)そう思って、再び茸を採り始めた。 
すると、しばらくしてまた、ぱきり、と言う音がさっきとは違う方向から聞こえた。 
彼はもう一度立ち上がり、辺りを見回したが、やはり誰もいない。 
(何だろう?)首を傾げながら、彼は茸採りを続けた。 
そして、もう聞こえないか、と安心しかけた時── 
ぱきり。 
今度はずっと近くで聞こえた。しかし、周囲には誰の姿も見当たらない。 
流石に不安を覚え、彼は胸ポケットの、灰塩の入っている守袋をまさぐった。 
だが、そこに守袋はない。 
顔から血の気が失せていくのがわかった。 
(駄目だ、引き上げよう)そう思った時、不意に背後でぱきり、と音がした。 
はっとして振り返ると、十七・八歳くらいの若い綺麗な娘が立っている。 
全身が総毛立ち、彼はその場から逃げ出そうとしたのだが、何故か娘から眼が離せず、 
体が思うように動かない。 
彼女はにっこり微笑み、彼を手招いたが、次の瞬間、その美しい姿は無残に焼け爛れ、 
赤くテラテラ光る肉塊に変わっていた。 
「うわぁああああ!」


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あらゆる厄を背負い込んだ不運な小僧っ子がいた

90 : 虚の中の男 ◆AFcPKj5UhQ [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 04:28:10 ID:vAeYOoMR0 [3/4回(PC)]
文字に暗く、力も無く、邪なるものに取り憑かれ、あらゆる厄を背負い込んだ、不運な小僧っ子がいた。 
常世の国より、現世を映し出す神鏡にて、小僧の姿を覗き見ていた彼の縁者が、 
「小僧の身に起こる凶事が故で、この常世へも祟りが及ぶやも知れぬ。」と危惧するほどであった。 
終に縁者は、小僧の災難を打ち払うべく、使役している式神を遣わせた。 

ある日の事。小僧は文机へと向かい、通っている寺の和尚より言いつけられた写経に精を出していた。 
しかし、何度筆を走らせても字を誤り、とうとう、筆を投げ出し寝転んでしまった。 
小僧がうとうととし始めたその時、不意に文机の引き出しがガタゴトと揺れ始めた。 
パッと後ろへと飛び退く小僧。引き出しはギギギと濁った音を発しながら、ゆっくりと開いた。 
引き出しの中は深遠なる闇。そこには筆入れも帳面も見あたらなかった。 
やがて、その闇の中から「ぬぅ」と、指を切り取られた手の甲が出てきた。親指のかすかな痕跡が痛々しい。 
小僧は怖れおののき、その場から動けないでいた。 

指の無い手が引き出しの縁をつかんだかと思うと、中からは青々とした頭の入道が這い出てきた。 
小僧はあまりの恐怖に失禁し、何とかその場から逃げ出そうとした。 
しかし入道は、老女のような潰れた声で小僧をなだめ、常世の国の縁者の命を受け、 
小僧の災厄を祓うため馳せ参じた旨を述べた。今のままでは『邪』の一族により、身の破滅を招くとも。 
小僧はいぶかしみながらも、その言葉に心を委ねた。そして入道は、小僧の家の押入れに居ついてしまった。(続)


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2016年08月25日

ドス黒いもの

88 : 虚の中の男 ◆AFcPKj5UhQ [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 04:25:52 ID:vAeYOoMR0 [1/4回(PC)]
売れない絵描きであるY氏は、煮詰まった仕事の疲れを癒そうと、ある山中に分け入った。 
しかし、山の奥深くで道に迷ってしまった。空腹で動けない。 
もうダメだ、と諦めかけたその時、森の奥から食べ物の匂いがしてきた。 
鼻から脳に染み渡る命の息吹の香しさ。Y氏の脚に力がみなぎってきた。 

森を抜けると、そこには集落があった。 
集落では、住人たちが腕によりをかけた料理を振る舞い、皆で舌鼓を打っていた。 
住人たちは暖かく迎え入れてくれ、Y氏も馳走にあずからせてもらう事が出来た。 

こんな山奥の小さな集落だというのに、豊富な食材に事欠かないらしく、 
食卓の上には色とりどりの皿が並び、五感を潤してくれた。 
子供たちは笑顔で食べ物を頬張り、放し飼いにされている動物たちも、その恩恵を受けていた。 
また、この集落には貨幣というものが存在しなかったが、 
各住人がそれぞれ得意の献立を持っており、料理を作っては他の住人にも振舞っていたので、 
明日の糧の心配をする事なく、難無く食にありつけた。まさに、理想郷であった。 

Y氏はそんな集落がすっかり気に入り、帰るのも忘れ居ついてしまった。 
自身も山へ山菜や茸を取りに行っては、料理の腕を振るい、皆にも食べてもらっていた。 
だが、そんな夢のような生活は長くは続かなかった。(続)


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実は雑木林の首吊りは・・・

61 : 虚の中の男 ◆AFcPKj5UhQ [sage] 投稿日:2006/12/03(日) 05:56:34 ID:VY2ATJcJ0 [3/5回(PC)]
双子の姉妹であるM子・W子と、その同級生R美は、 
里山に隣接した街外れのX地区に住んでいた遊び仲間だ。仲間とは言っても、 
R美はいわゆるガキ大将で、自分より弱そうな子を集めて、その中でリーダーとして 
振舞っているようなタイプだった。M子・W子も子分扱いされていた。 

R美の家は、X地区の中でも山寄りの寂しい場所にあり、学校や街に行くには、 
途中で薄暗い雑木林に面した道を通らなくてはならなかった。 
この道はあまり手入れがされておらず、道脇の雑木林の木々が鬱蒼と生い茂り、 
ガードレールには真っ青な苔がびっしりと生え、常に陰気な所だった。 
子供会がある日は、そんな道を夜に通らなくてはいけないのだ。 

月に一度、夜7時から公民館で行われる子供会は、一応、父兄が引率するのが建前だったが、 
全ての子供に監視の目が行き通っているはずもなく、物騒な夜道を子供だけで歩かせていた。 
子供会が終わると、R美はM子・W子といっしょに、雑木林の道を通って家に帰った。 
M子とW子の家は逆方向の道なのだが、R美が「あそこの道はオバケが出るから、 
一人で歩くのは危ない。」と言って、無理矢理ついて来させていたのだ。 
何でもその昔、雑木林の木の枝に縄を架け、親子三人が首を吊って死んだと言う。(続)


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