2015年06月25日
三本足リカちゃん[異界の扉編]
前回の「狂気編」は突如狂ったコレクターによって産み出された三本足のリカちゃんだが最終的には呪い殺され変死するオチになっている。
だが 今回の噂は実際に起ったと囁かれている話だ。会社帰りのサラリーマンがトイ〇らスで可愛い愛娘の為に「限定」と書かれたリカちゃん人形を買ったのだ。
そのリカちゃんは自分もみとれてしまう程綺麗な顔立ちをしている。そして帰宅後 愛娘にリカちゃん人形を与えた。愛娘は大喜びでハシャイだ。
しかし次の日に異変が起きたのである。帰宅した父親が愛娘を呼んだ。だが返事もない。家中探したが愛娘の姿は何処にもなかった。すると愛娘の部屋からクスクス笑う微笑みが聞こえてくるではないか。
父親がそのドアの隙間を覗き込むと出窓に置いてあるリカちゃん人形の目が不気味に光っていたのだ。父親は慌てて部屋に入り再度確かめた。しかしリカちゃん人形の目など光っておらず無造作に置かれていた。
「な~んだ、錯覚か…」そう言い部屋を出ようとした時 またあの微笑みが聞こえた。しかも自分の真後ろから。父親は後ろを振り返るとそこには目を光らせたリカちゃん人形が「お前も引きずり込んでやる!」とここで話は終わるが一体! 何処へ引きずり込まれるのだろうか? そして一家全員が姿を消した。
この話のリカちゃんは三本足ではないがこう言ったリカちゃん人形に纏わる噂は増殖する…
at 15:00│Comments(0)│心霊