2015年12月31日

今度は僕が当直していた病院の話

97 :冷燗少年[]投稿日:04/05/10 22:01 ID:lwHJyzzH[1/2回]
また、僕の順番が回ってきたね。今度は僕が当直していた病院の話だ。僕が研修医の頃、ある老人病院に当直のバイトに行った。 
夜起こされる事はまずない病院なので、日頃からの疲れもあり、その日は21時くらいには寝てしまった。 
何時ごろだったか、忘れたが、夜中に突然目が覚めた。すると天井からこちらを見ている男の人がいるではないか。 
近視のため、遠くはよく見えないので、はじめは天井の模様か、配管か何かがそう見えているだけだろうと思い、じっとそちらの方をみていると、その男の人が「にっ」と声を出さずに笑ったのだ。 
「これは本物の幽霊だ!!」と気付き、布団をかぶって、「わー、わーっ!!」っと、しばらく大声を上げた。すぐ隣には事務当直の人が泊まっていたのだが、 
構わずに叫び続けた。しばらくすると、気配が消えたのだが、怖くて、布団から出られなかった。勇気を出して、まずは布団からゆっくりと手を出し、ベッドランプをつけ、部屋を少し明るくした。 
そして、ゆっくりと布団を出て、天井を見ると、そこには何もなかった・・・・。 
その数日後、また、同じ病院に当直に行くことになった。今度は寝るときに電気をつけて、テレビをつけっぱなしにして寝た。すると同じようにまた、夜中に目が覚めた。天井を見たが、今度は誰もいない。 
「良かった・・・」胸をなでおろし、テレビを見ると、番組が終わって、砂嵐になっていた。テレビからは「シャー」という音が聞こえている。しかし、良く聞いていると、砂嵐の音に混じって、 
「フフフフフッ、フフフフフッ」という笑い声とも啜り泣きとも取れるような声が聞こえてくる。 
一瞬、背筋がゾッっとしたが、疲れていて、眠いこともあり、「姿が見えないから、まっ、いっか」と翌朝まで眠ってしまった。 
それ以来、その病院には当直にはいっていない。当直を頼まれても、断った。 
そして、その事件以来、僕は当直をするときは必ず電気をつけて、テレビをつけて眠るようにしている。


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at 19:00│Comments(0)心霊 

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