四国の田舎の村数十年前の沖縄での事件

2016年04月08日

公園の隅のほうにあるブランコ

61 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/26 16:46:00
既出かもしんないけどどこかのHPで見つけた話。 

俺が一人暮らしを始めて間もない頃、 
俺の住んでるアパートの前には結構な大きさの公園があった。 
昼間には子供達が元気よく遊びまわり、 
主婦達の井戸端会議の場にもなっていた。 

その日、俺は翌日が仕事が休みということもあり、 
久しぶりにDVD三昧の夜を過ごそうと、 
徒歩3分位の場所にあるビデオ屋へDVDを借りに出かけた。 
そのビデオ屋はAM3:00まで営業しているビデオ屋で 
俺が借りに出かけたのはもう24:00過ぎだった。 




62 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/26 16:47:00
ところが週末ということもあり、面白そうなタイトルは全然空いてない。 
仕方なしに適当なタイトルを手にして俺は店を後にした。 
タバコを咥えながらアパートのすぐ傍まで来たときに、 
タバコの買い置きがないことを思い出し、 
近くのコンビニまで行く事にした。 

目当てのコンビニはアパート前の公園を横切っていけば、 
スグに見えるほどの距離なので、 
俺は借りてきたDVDを片手に公園へと足を踏み入れた。 

街灯が4つ程しか点灯していない、 
夜の公園は思いのほか不気味な雰囲気を醸し出してはいたものの、 
俺はさして気にすることもなく歩いていた。 



63 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/26 16:47:00
そのときだ・・・ 

公園の隅のほうにあるブランコ(1人乗りのヤツではなく4人位乗れるBOX型のヤツ) 
から子供の話し声が聞こえた気がした。 
「へ?!いくらなんでもこんな時間だぜ?」と思いながら、 
暗闇の中のブランコに目を凝らすも、人影はない・・・ 
なんとなく気持ち悪いなとは思ったものの、 
この時間に公園で子供の声を聞いてしまったら、放っておけるほど無関心人間でもないので、 
ブランコへと近づいて行った。 

行かなければよかった・・・ 
向かい合わせで座るブランコの右側の座席には、 
花束の山・・・ 
そして子供の描いた絵やメッセージ・・・ 



64 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/26 16:47:00
ヤバイ!!と思った俺の目の前でブランコが 
「キィ・・・キィ・・・」動き出しやがった。 
逃げようと思いつつも、足が動かない・・・ 
ブランコの耳障りな金属音とともに聞こえる子供の声・・・ 
小さく呟くような声で何を言っているのかは全く聞き取れない。 

必死の思いで足を動かし、 
俺はブランコを見つめたまま後ずさりを始めた。 
そんな俺を嘲笑うかのようにブランコは揺れ続ける・・・ 

なんとかアパートに辿り着き、 
震える手で部屋の鍵をあけた俺の目に飛び込んできたのは・・・ 

壁中についた泥だらけの小さな手形・・・ 
床中に残された数百にも及ぶ小さな靴の跡・・・ 

その日からしばらく実家に帰り、そのまま2週間後にアパートを引き払いました。 


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at 15:00│Comments(0)心霊 

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