2016年12月12日

友達が私に旅行へ行かないかと誘いました

72 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/08/13 00:34 ID:ebdr4wkN [1/3回]
私が体験した本当のお話です。 
 
もう3年以上たちますが、ある専門学校に通っていた私は 
昼は学校、夜アルバイトという生活を送っていました。 
お金が足りなくて、たまに親にねだって送金してもらい 
なんとか毎日を過ごせていました。夏期講習のスケジュールを 
書き写していたとき、友達が私に旅行へ行かないかと誘いました。 
 
夏期講習を調整し、バイト先に許可をもらい、友達同士四人で 
海へ二泊三日の旅行をすることにしました。 
変な話ですが、旅行の資金を確保するため、私はほとんど毎日 
食パンにジャムという食生活でした。 
もちろん、動物性たんぱく質に少しばかりあこがれましたが 
旅行へいくため、ずっと我慢していました。 
旅行の2~3日前から、胃の調子が悪く、胃液がこみあげました。 
 
その時の口の中に、生臭い臭気が漂って気持ち悪くて 
薬局で胃腸薬を買い、その日はアパートで休んでいましたが 
次の日もやはり生臭いものが、胃から湧き上がってくる感じ。 
でも、ようやく収まってなんとか楽しみにしていた旅行へ 
いくことができました。 
私と、3人の女の子。一人だけ私とは面識のないSという子がいました。 
けっこうおしゃれな子で、しゃべると面白く、明るい感じの子でした。 
 
旅館に到着し、チェックインを済ませ、海へ泳ぎに行きました。 
男の子から声をかけられたりして、すこしスリリングで、時間の経つのも 
わすれて浜にいました。 
旅館に戻り、露天風呂に入って部屋に戻り、食事の時間。 
そのときの席の配置は、四角いテーブルに私、私の横と向かいがわに友達 
そしてSは斜め前でした。 




73 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/08/13 00:35 ID:ebdr4wkN [2/3回]
すっかり、おなかがすいて目の前には海の幸。わたしたちは喜んで 
「いただきまーす」って飛びつきました。 
するとSがいきなりです。お刺身をわしづかみにして、自分の口へ 
押し込んだんです。「ちょっとちょっとあんた!」友達の一人が 
驚いてSをとめましたが、彼女は目をかっと見開き、まるで犬が 
えさを食べるように歯を剥き出しにして、お刺身を食べるんです。 
そこらじゅう、食べ物が散らばって、あまりの出来事に私たちは 
言葉を失い、呆然としていました。もうひとりの友達は怖くて 
涙を浮かべていました。彼女の体を無理やりテーブルから引き離し 
座布団をならべて彼女を座らせ、寝かせようとしました。 
最初、力んで体を硬直させていたけど、座布団に座らせたとたん 
力が抜けたようにだらんとなり、口を半開きにして上目遣いで 
私たちをボーっと眺めていました。 
もう、食事どころではありません、私たちはてんかんのように、何かの 
発作の一種か、もともと彼女に精神的な病気があったのか、いろいろ 
思案していましたが、結局、交代で彼女を看ることにしました。 
ようやく気を取り戻したのか、彼女は泣きながら「わたし、変なこと 
したでしょう?」と私たちにあやまりました。 
彼女はそれを覚えていないようなので、一部始終を話すと「明日、私だけ 
かえるね」と一言つぶやきました。私たちもそのほうがいいと思いました。



76 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/08/13 00:49 ID:ebdr4wkN [3/3回]
ほんとうに怖かったのはその夜です。 
寝床についた私たちは気をとりなおし、冗談も言えるようになって 
和気あいあいと夜遅くまで語り合いました。 
Sが先に眠り、続いてもう一人が眠り、私と最後までおしゃべり 
していた子も「もうねようか」って切り出し「本当に今日は大変 
だったね」と私が言うと彼女が「あんたは大丈夫?」って言うんです。 
「何が?」 
「あんたもやりかけたんだよ」 
私がSと同じようなことをやろうとしていたと、彼女は語りました。 
もちろん、私にはそんな記憶はありません。半信半疑で、とても 
気持ち悪くて、眠気が消し飛んでしまいました。 
真夜中、みんな寝静まったと思っていたら、くっくっくって笑い声が 
耳元で聞こえます。寝返りをうったら、横で寝ていたSが私のほうを 
凝視して、それでも口元は笑っていて・・・。 
私はとっさに、まともに相手をしてしまったらいけないと判断しました。 
そして、まるで冗談を言い合っていた延長のようなかんじで 
「なっによお~、も~」ってゆっくり寝返りを打って、おふとんを 
かぶっていました。体がこわばって、朝まで震えていたと思います。 
翌朝、早くにSは帰りました。私はSと目をあわすこともできず 
見送りもしませんでした。もう、このときの友達とは会っていませんが 
今でも思い出すのは、旅行前に胃がわるかったこと。 
生臭いものがこみ上げていたのは、あれはなんだったんだろうって。 


このエントリーをはてなブックマークに追加
at 21:00│Comments(0)心霊 

コメントする

名前
URL
 
  絵文字