諦めの境地私は部落出身なので、子供から大人にまでイジメにもあっていました

2016年12月03日

東大なんて行ってもどうしようもないですよ

121 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/09/05 14:13 ID:P/BPHMpa [1/2回]
怖いというか気味の悪い話。 
俺の従兄弟で「てっちゃん」というすごく勉強できる真面目君がいた。 
てっちゃんは体格はぽっちゃりしてるが、物静かで温和で学校でもみ 
んなから信頼されてたと聞いた。うちの親族はみな大学まで出てる奴 
など少数で、不良とか悪い奴はいないけど、まあ頭の出来の悪い家系 
だった(笑)。そんななかでてっちゃんは、学校ではいつも1番!親 
御さんも熱心でわざわざ東京の塾まで通わせて、模試なんかでも塾の 
学費が免除になるくらい勉強ができたらしい。 
で、てっちゃんが18の高校3年になった時のこと。俺は前年に某日大 
を出て冴えないリーマンになりw正月、ひさしぶりにてっちゃんに会 
った。高2の時から「塾で忙しい」と本家にすら集まらなかったてっ 
ちゃんの一家が何故か一番重要な高3の正月は本家に尋ねて来たのだ 
った。しかしまあ特に俺は気にせず、 
「大きくなったなぁてっちゃん。来年は東大か?医学部か?」 
と少し回りにウケを狙いつつ聞くと、 
「いいえ。人類は滅びるのに東大なんて行ってもどうしようもないですよ」 
良い感じにビールが入っていた俺も一瞬で空気が変わったのを察した。 




122 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/09/05 14:14 ID:P/BPHMpa [2/2回]
そういえば、テーブルを囲む親族も、てっちゃん一家が来てからぎこ 
ちない。というかてっちゃんのご両親こんなに老けてたっけ?ってく 
らいやつれてる。今一度よーくてっちゃんの顔をのぞくと・・・まあ 
今だから呆れて話せるが、完全に「逝って」いた。 
その後、長々とてっちゃんの演説が続きビールもすっかり抜けたのだ 
が、要点をまとめるとこんな感じだった。 
1、市民会館で自分の人生を変えてくれる人の話を聞いた 
2、1999年(このとき1997年の正月)に人類は滅びるらしい 
3、てっちゃんは日本人を救える存在である 
完全にあっち系のセミナーにやられたなと推測できたが、親族に重苦 
しい空気を残したまま、てっちゃん一家はそのまま帰ってしまった。 
ご両親の表情が居た堪れなくて、胸に突き刺さるような気分だったの 
を今でも覚えている。ちなみに、てっちゃんはその後大学には進学せ 
ず留学したとしか聞いてないな。てっちゃん一家も引っ越してしまい、 
身元も分からなくなってしまった。 
20世紀少年のような薄気味悪さを残した失踪でした。 


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at 21:00│Comments(0)心霊 

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