2016年12月03日
諦めの境地
572 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/11/05(月) 02:25:08 ID:cMpF+RGB0 [1/2回(PC)]
いい話かどうか微妙で長いけどちょっとだけ吐き出させて(´・ω・`)
病気だから変なものが見えるようになったのか
変なものが見えるから病気になったのか
どっちか分からないけど何か幽霊っぽいものが見える。
昔から妙なものを見ることはあったけど誰かに言ったりすることはなかった。
言ってもハァ?という顔をされるし常に見えてるわけでもないし・・・
見ても見えなかったことにして特に気にしてなかったが
それが高校くらいから段々よく見えるようになってきた。
例えば、友達と話してても後の方にいる妙な人の方が気になってまともな会話続行不能
授業中だるくて居眠りしてて何気なく窓の外を見たらグロいのがいて目が合って悲鳴・・・などなど。
そんなこんなで鬱気味になり、見える頻度も上がり、幻覚かどうか分からなくなってしまった。
一応大学に進学したけど鬱も悪化して通える状況じゃなくなってしまった。
幽霊だろうが幻覚だろうが生きてる人間だろうが、もう何とも関わりたくない状態。
それから2年くらいは自殺未遂やらなんやら色々やらかしたが
諦めの境地に入ってしまったらしく、一応は安定した。かなり底辺での安定だけど。
573 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/11/05(月) 02:25:57 ID:cMpF+RGB0 [2/2回(PC)]
多分3月頃だったと思う。気が付いたら部屋に誰か居座ってた。
見えてるけどどうでもいいし、部屋にいてもどうでもいいと思ってたけど
流石にドア付近にずっと居座られてると邪魔くさい。
「何でそんなとこにいるんだよ・・・」とつぶやいたら
今まで微動だにしなかったそいつがいきなり顔を上げて
「直してくれてありがとう」と言った。そして消えた。
何のことだか全く分からんし驚いてしばらく放心してしまったが
その時は消えてくれてよかったとしか思わなかったし、すぐ忘れた。
数日後、コンビニに行くために交通量の多い道路を通った時に気付いた。
そういえばちょっと前に供えられた花とお菓子が散乱してて
花瓶も倒れてたので何となく直したことがあったんだった。
それでわざわざ礼を言うために部屋に来てたのか。
礼を言うタイミングがつかめなくて居座ってたのか。
今まで幽霊だか幻覚だかには散々苦労させられてきただけに
こういうこともあるんだなぁと思った瞬間何だか泣けてきた。
今もまだ鬱は完全に治ったわけじゃないし
治っても妙なものを見ることはなくならない気がするけど
あれ以来ちょっとだけ前向きに考えられるようになった。
あぁー・・・書いてすっきりした。とりあえず頑張ろ(´ω`)
at 16:00│Comments(0)│心霊