2016年09月30日

あたし、M君のこと好きだったんだよw

397 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:04/07/13 15:12 ID:bRTNqwNW [1/2回]
この時期になると思い出す、もうず~っと前の話。 

オレが小学校5年生の時、隣のクラスにKという女の子が居た。 
容姿は普通だが、笑顔がかわいくてオレはいつしかKが好きになっていた。 
しかし、照れ屋なオレには告白など出来るはずもなく、放課後に近所の神社で 
みんなで一緒に遊ぶのが精一杯だった。 

そんなある日、いつもは早めに帰るKが珍しく遅くまで残って遊んでいた。 
一人減り、二人減り、そして遂にオレとKの二人だけになった。 
俺「K、珍しいな。お前いつも早く帰るのに。」 
K 「・・・M君(俺のこと)に話したい事があったから・・・」 
俺「えっ?俺に?」 ←(この時、心臓バクバク) 
K 「あたしんち、引っ越すことになったの。すっごく遠くへ。」 
俺「・・・( ゚д゚)ポカーン・・・」 
K 「一番初めに言っておきたかったんだ。あたし、M君のこと好きだったんだよw」 
ここまで言うと、Kは走って帰っていった。 

俺は、あまりの急な展開に( ゚д゚)ポカーンとしたまま動けなかった。 
後で知ったが、Kは親の仕事の都合で仙台へ、 
夏休みに入ってからすぐ引っ越すということだった。 

つづく




398 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:04/07/13 15:13 ID:bRTNqwNW [2/2回]
それから一週間ぐらい過ぎ、夏休みに入った次の日だった。 
オレは朝からいつもの神社で一人でベンチに座っていた。 
境内には珍しく人影が無く、クマゼミだけが忙しく鳴いていた。 
あれ以来、Kとは話をしていない。 
顔を合わせても、なんと言っていいか解らなかったから。 
妙な空しさだけが心に広がっていた。 

「M君・・・」 
社の方からKの声がした。裏手に回ってみるとKが立っていた。 
彼女はまっすぐオレを見つめて、手にもった小さな袋を差し出した。 
「いままでありがとう。M君のこと、忘れないよ。」 
オレが小袋を受け取ると同時にKの顔が近づき、お互いの唇が微かに触れた。 
顔が離れると、オレは恥ずかしさのあまり暫く下を向いていた。 
・・・何か言おう、言わなきゃ!と顔を上げると、Kは涙目にむりやり笑顔を造り 
何も言わずに走って行ってしまった。 

なかば放心状態でベンチに戻った。小さな袋の中身は白いハンカチだった。 

しばらくすると、隣のクラスのヤツが数人歩いてきた。 
学校の教室を借りてKのお別れ会をやってきたらしい。 
オレがKと会っていた時間は、お別れ会の真っ最中・・・ 

あの時のKは、記憶が勝手に作り出した幻想だったのだろうか・・・? 
しかし白いハンカチは今でも実家に残っています。


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at 13:00│Comments(0)心霊 

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